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​ブナの根開き
 ブナの根開きとは春先に木の根元から雪がなくなる現象のことで、ブナの生命力を表すものと考える人もいます。
この写真は下のサイトから引用しました。
http://blog.sapporo-ryu.com/?page=3&cid=30
​ 写真からわかるように”ブナの根開き”は中央の生木にも、二本の杭にも等しく見られるため原因は生命力とは関係ないものと考えられます。添付PDFはこの原因となった馬蹄形渦について解説しています。

専門語を使えば、境界層の中に置かれた鈍頭体の周りに作られる渦となる。

PDFの1ページの図2は円柱を取り巻くように渦ができています。図3は渦の断面です。円柱の前面で流れが吹き降りています。

図5は春に南風が吹いた朝の風景です。倉庫の影から方位が分かります。PDFの中で述べた吹きおろしによって暖かい風が地面に吹き降りて雪が解けたものです。

​2ページの図7はビルのそばの植木です。台風の風がB方向に吹きました。植木はどちら向きに倒れるでしょう。ビルに近ければA方向、風上に倒れます。吹きおろしのためです。

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